南城市議会では、令和元年9月定例会が開催された。
主に地域課題について議論された。
具体的には、知念小学校南側道路の市道化、ティダウッカーの保護、健康ポイント制度導入、公共交通の再編など問題が提起される。
親川孝雄議員が知念小学校南側道路の市道化について言及し、現在この道路が私道扱いであり、生活道路としての整備が求められると訴えた。
市道認定に関する説明があり、整備は難しいとの回答を受けた。
市長は地域の活性化を重視するあまり、高度に整備することが自然災害や景観に悪影響を及ぼす懸念があると述べた。
地域住民への配慮の中に「学校が近くにあるメリットを生かしたい」という意向が見えた。
次に、ティダウッカーの保存整備についても意見が交わされた。
ここは、沖縄での聖地として、迅速な落石対策と区域の整備が求められている。
教育長は崩落しそうな岩盤の存在を認識し、今後に向けて財政的および景観面を考慮して整備を進めていく姿勢を明らかにした。
また、健康ポイント制度の導入に関する議論も重要視された。
農林水産部長は市内で普及が進むことを期待し、他の自治体のスタイルを参考にしながら、導入に向けた検討を進める考えを示した。そして、数年間の予算を確保し、制度を続ける責務を強調した。
地域住民が学校と連携していく健康づくりの重要性や、コミュニティスクールの構想についても提起され、地域と行政が連携して学校教育を支えていく意義が強調された。
最後に、市長は地域活動への参加を促進し、住民の声を反映させる影響を持つことに言及し、これからの施策に期待を寄せた。
南部東道路については、次年度の予算確保に向けた取り組みも今後の施策に重要な役割を果たす予定である。