南城市の定例議会が10月17日に開催され、様々な議題が取り上げられた。市中央公民館の閉鎖については、議員から市民サービス維持への懸念が示された。中央公民館は9月に閉館し、今後は解体が進む予定だが、市民の足としての役割が担えないことが問題視された。
知念俊也議員は、利用団体の移転先が分散されることで、活動への影響を懸念し、市民の声が反映されるような対応が必要であると強調した。図書館についても、玉城地区における設置方針に疑問を示し、地域の特性に応じた施設計画が求められるとの意見が上がった。
また、公共施設の再配置に関する議論もあり、地域のニーズに応じた公園整備の重要性が再認識された。健康器具の設置も提案されており、市の豊かな自然を活用した健康づくりのメッカとしての公園整備が期待されている。
地域課題については、県道側駐車場の見通しや道路沈下への対応が指摘され、迅速な対応が求められた。さらに、自治会におけるキャッシュレス化の必要性についても取り上げられ、若者世代の自治会加入促進に向けた支援が重要視された。
総じて、議会では市民の多様なニーズに応じた証拠に基づく施策が求められ、今後の取り組みへの期待が寄せられる形となった。