令和2年第10回南城市議会の定例会が、12月4日午前10時に開議しました。
議会では、議長の国吉昌実氏が議事を進行し、会議録署名議員の指名を行いました。
親川孝雄議員と玉城健議員が署名議員に選出されています。続いて、4人の代表質問が行われました。
無所属会派の凛の会を代表して、島袋裕介議員が登壇しました。島袋議員は、南城市の第2次総合計画について質問し、コミュニティの充実や地域振興について意見を述べました。特に地域活動拠点に関する整備支援や公民館の活用について言及し、若い世代の行政参加の重要性を強調しました。彼は「地域でできることは地域でやるとの観点から、今後、市民活動支援センターと連携し、地域づくりを進めたい」と述べており、自治会の機能強化が求められています。
続いて、碧風会の玉城健議員が質問し、南部東道路の進捗状況について触れました。玉城議員は、「南部東道路は市の経済発展に寄与するものであり、早期の完成が必要」との立場を示しました。この道路が供用されることで、企業誘致や観光振興が期待されており、早急な整備状況の報告が求められました。
次に、ゆまぢり会の安谷屋正議員が、教育と公共施設に対する意見を表明しました。安谷屋議員は、馬天小学校の改築計画が先送りされていることについて懸念を示しつつ、耐震化が未整備の施設について早急な対策が必要であると訴えました。また、南城市の教育環境の向上が求められており、市民との合意形成の重要性が強調されました。
運天貴也議員が代表質問の最終者として登場し、教育施策の進展状況について質疑しました。特に、GIGAスクール構想によるIT教育の普及に向けた進捗が注目されています。運天議員は、指導者のスキルアップと機器の導入に関する具体的な報告を求め、教育委員会のつながりを強める必要性を訴えました。
午後2時38分、議会は散会し、次回の日程が示されました。議会では、今後の市職員と地域住民の協働によるまちづくりの方向性が見られ、計画的な進捗が期待されています。