令和2年第1回南城市議会の定例会が3月5日に開催された。
本会議ではまず、会議録署名議員に仲間光枝議員と前里輝明議員が指名された。続いて、人権擁護委員の推薦に関する諮問が議題として取り上げられ、宮城秋夫議員が質疑を行った。彼は、「人権擁護委員の再任にあたって評価基準を示してほしい」と尋ね、屋比久正明市民部長が「活動実績や関係者からの意見を基に判断している」と回答した。さらに、議論は二つ目の人権擁護委員の推薦へと進み、意見の分かれる状況が見られた。喧々囂々の討論の後、最終的に人権擁護委員の推薦について異議がない旨の意見が答申される形で決定した。
次の議題では、報告として専決処分の報告が行われた。更には、教育委員会委員の任命についても話題に挙がり、特に質疑内容に目が向けられた。教育委員会のメンバー選出方針について、議長がしっかりしたチェックを促す場面も見受けられた。委員の選任にあたっては、地域での活動実績や人権教育の関与が重視されています。
また、大里中学校校舎の改築工事請負契約や給与改正に関連した議案も流れ、一括で質疑が行われた。安谷屋正議員は、「地域公共創造のためには、教育施設の充実が必要」と強調し、決議の早期実施を求めた。議案の内容と補正予算が議題となり、様々な意見が交わされたが、多数決で全員の賛成により承認された。
最後まで質疑が続き、議会は円滑に進行した。討論の結果、議案は各常任委員会へ付託され、今後の流れも注目される。議会は活発に市民の声に耳を傾ける姿勢を強調し、次回日程を設けてまた再開されることになる。