令和５年２月１日、南城市議会は臨時会を開催した。
この会議では、市長の古謝景春氏が開会の挨拶を行い、市民生活の向上に向けた施策への取り組みを強調した。
特に沖縄が直面する生活水準の課題について言及し、地域経済の自立を目指す考えを示した。
日程では、報告第１号として専決処分の説明があり、議案第１号として令和４年度一般会計補正予算についても討議された。
これに関して、副市長の當眞隆夫氏は歳入と歳出の内訳を詳述し、歳入歳出それぞれに2億4,518万2,000円を追加し、総額を293億8,059万8,000円とする補正内容を提案した。
補正については、歳入では地方交付税が1億6,260万8,000円増額されることなどが挙げられた。
また、歳出では生活保護費の扶助費が受給者の増加に伴い追加され、保健衛生総務費には妊娠期から出産までの支援強化が盛り込まれることが説明された。
討論の機会は設けられなかったが、議案については異議なく可決された。
講演に続いて、議長の中村直哉氏は、議決結果に基づき、条項や数字等の整理を議長に委任する旨を示し、会議は無事に閉会した。
和やかな雰囲気の中、行政の透明性の確保や市民の理解を促す姿勢が大切であると再確認された。