令和元年12月9日、南城市議会で定例会が開催された。
今回の会議では、特に首里城再建や地域課題に関する議論が中心となった。
平田安則議員は、首里城再建についてその意義を強調した。
「南城市は尚巴志生誕の地であり、首里城は琉球文化の象徴である」と語り、再建への市民の意向を問う発言があった。
また、城間みゆき福祉部長は、首里城の早期再建に向けた支援活動の重要性を述べ、募金活動などが進んでいることを報告した。
第二回目の発言で、平田議員は第二新開橋の進捗状況ムに言及。
「平成27年度に工事が予定されているが進展が見られない」とし、具体的なスケジュールを問いただした。
玉城勉土木建築部長は架け替え工事の必要性を説明し、「仮橋を使った交通の確保を検討している」と報告した。
地域課題に関しては、自然環境保護と地域の安全を考える中で、佐敷地区区長会からの要請についても取り上げられた。
「中城湾港の港湾計画見直しが中城湾沿岸の環境策に繋がることを期待されている」と述べた。
また、運天貴也議員からは潮干狩りに対する漁業権や罰則についても議論がされ、「啓発看板の設置が必要」との意見も出された。
県の漁業調整規則に基づく厳しい罰則の実施も触れられた。
議会では、地域住民からの苦情や災害対策への具体的な取り組みが求められ、行政の柔軟な対応が重要視されていることが再確認された。
市長は、これらの課題解決に向けて引き続き進捗を見守り、市民との対話の必要性を強調した。
最後に、各議員から地域全体の観光振興や環境整備、さらに市民参加の促進に向けた意見が出され、今後の課題解決に向けた協力が呼びかけられた。