令和4年12月7日、南城市議会の定例会が開催され、さまざまな議題が取り上げられた。中でも、指定校制度やインボイス制度、コミュニティ放送の重要性が強調された。
まず、指定校制度に関して、普天間真也議員は、一般会計上の影響や特別支援員に関する困難な点が確認された。指定校変更の人数が186人を超えており、その理由として共働き家庭が多いことが挙げられた。これに対し、教育部長の宮城光也氏は、指定校変更に関する不許可事例に留意し、課題の解決を進めると述べた。
次に、インボイス制度に関する議論が行われ、こちらも多くの懸念が寄せられた。特に、課税売上高1,000万円未満の免税事業者の影響が深刻であると指摘された。多くの市民が制度について知らない現状があり、仲間光枝議員は、特集ページを広報で設けることを要望した。市は商工会と連携し、周知を図っていく意向を示した。
また、コミュニティ放送、ハートFMなんじょうについても、地域の情報発信の役割が重要視された。市民からのアンケート結果が得られ、ニーズを把握する準備を進めることが確認された。また、災害時の情報伝達手段としてコミュニティ放送の重要性が再認識され、南城市としての役割をしっかりと果たす必要があるという意見が示された。
道路交通整備に関しても、普天間議員が指摘した南城市の庁舎前の交通安全対策が重要であるとされ、警察署との連携による横断歩道設置の要請が検討されることになった。市長の古謝景春氏は、公共の安全確保に向けて全力を尽くすと約束した。
最後に、高齢者支援についても、市民の移動手段確保の取組が進められていることが説明された。利用者からのフィードバックを基にして、サービスの改善を継続票する考えが示された。これにより、南城市においては、今後も市民ニーズに合った政策が展開されていくことへの期待が高まっている。