令和元年第6回南城市議会定例会が、12月3日から20日までの期間にわたり開催され、議会の重要案件に関する審議が行われることになった。
この定例会において、国吉昌実議長の下、初めに会期が本日から18日間と決定されたことが報告された。議長は「これに異議なし」と述べ、参加議員も異議がなかったことを確認した。
市長の瑞慶覧長敏氏は、行政報告を行った。中でも、南城市の教育環境や公共事業に関しての進捗状況が詳細に報告された。また、各種行事への参加や地域活性化に向けた取り組みが紹介された。市長は「地域の声に基づいたまちづくりを進めたい」と強調した。
さらに、財務に関する複数の議案も提出された。特に、南城市一般会計補正予算(第3号)については、歳入歳出それぞれに551万円の追加が盛り込まれ、総額249億871万6千円となった。財務部長は、この補正による影響を「特に農林水産業の長寿命化、防災減災事業が重要な役割を果たす」と説明した。
また、南城市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)も承認された。これにより、歳入歳出がそれぞれ60億1979万7千円となり、特に一般被保険者療養給付費の増額が計上された。屋比久正明市民部長は「住民医療に直結する重要な補正案」と評価した。
議案の中で、南城市の水道事業に関しても補正予算が提案されており、効率的な業務委託が行われることとなる。この事業は直近の水道料金徴収の増加に伴うものであり、上下水道部長の知念哲雄氏は「持続可能な水資源管理が期待される」と述べた。
最後に、第6回南城市議会定例会の全日程が報告され、休会日を挟み、今後の本会議は12月6日に行われる予定となっている。議会は、重要な地域課題に対し積極的に取り組んでいく姿勢を示している。