令和5年3月7日、南城市議会の定例会が開かれた。
本定例会では一連の重要な議題が上程された。
会議は午前10時に開議し、初めに会議録署名議員として銘苅哲次議員と森山悟議員が指名された。
その後、人権擁護委員に関する諮問第1号においては、質疑の通告が無かったため、簡潔に質疑を終了し、委員会付託を省略することが決定した。
次いで、諮問第2号についても同様の進行があり、異議なく採決に移行され、いずれの諮問も異議なしで意見を答申することが決定された。
専決処分の報告に関しては、仲間光枝議員が質疑を行い、昨年の大雨時に発生した汚水逆流事故の影響と再発防止策について具体的な質問が提出された。
上下水道部長の與那嶺稔氏は、汚水があふれ出た具体的な箇所や被害状況の詳細を議会に報告した。
さらに、教育委員会委員の任命に関する同意第1号、同第2号も質疑なしで進められ、異議なく採決され全員同意された。
議案第19号では、南城市の第2次総合計画(後期基本計画)の策定について、19名の委員で構成された審査特別委員会を設置し、討議に付託することが決定された。
特に今回の議会では、南城市の条例改正や予算に関する議案、例えば国民健康保険税条例や一般会計予算など重要な案が一括で審議され、質疑が活発に行われました。
経済状況が厳しい中で、高所得者を対象とした税制改正に対しては、松田兼弘議員が質疑し、影響を受ける世帯の数や今後の対応を確認した。これに対し市民部長の中本和正氏は、66世帯が該当していると報告した。
最後に、議会は議案全般に対し質疑を終え、特定の議案については常任委員会へ付託することを決定した。
今後は、3月16日に再度本会議が行われる予定である。議長の中村直哉氏は、定例会の終了を宣告し、散会した。