令和4年10月14日、南城市議会では定例会が行われ、大里南小学校の過密解消や地域課題に関する議論が展開された。特に、大里南小学校は964名の児童が在籍しており、今後の対応が急務とされている。この校舎の増築が最も適切な解決策であるとの教育委員会からの答弁があり、国や県との協議が進められることとなった。
議会では、地域の安全や市民生活に深刻な影響を及ぼす水害問題も取り上げられた。真境名区では大雨時に排水が追いつかず、冠水被害が発生している。県道側溝の整備が急務と認識されており、早急な対策が求められている。また、関連して大里ニュータウンでも滑りやすい場所があり、住民からの要望が寄せられている。
このような水害問題に対しては、農林水産部が調査を進め、各種事業の導入を模索することが明らかにされた。地域からの声を反映させ、適切な措置を講じることが必要とされている。
また、南城市の医療体制についても触れられ、地域医療の強化を目的に医療モールの建設が提案された。特に、高齢者や子育て世代に対する医療支援の強化が期待され、福祉施設との複合的な整備が求められている。市長もこの方向性について賛同の意を示しており、市と民間の協力が重要とされた。
公民館については、地域のコミュニティ機能の復活が必要とされ、プログラムやイベントを通じて子どもと高齢者が交流できる場の提供が検討されている。市長は、地域が一緒になって活動できる環境作りが必要だと述べ、地域の団結を促進したい意向を示した。今後、南城市の取り組みがより一層進むことが期待される。