令和元年第4回南城市議会が6月10日、南城市議会議事堂で開会した。
今回の会議で、会期が本日より6月25日までの16日間に決定された。議長の国吉 昌実氏は、はじめに「ただいまから令和元年第4回南城市議会定例会を開会します」と宣告した。続いて市長の瑞慶覧 長敏氏が行政報告を行い、地域の行事や出張の報告がなされた。
特に注目されたのは、今回の議会に提出された令和元年度南城市一般会計補正予算案である。副市長の新屋 勉氏は、「今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額に2億1,652万8,000円を追加し236億7,001円にするものである」と説明した。これは、地域の子育て支援や民生費の充実を図るためのもので、具体的には未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金などが計上されている。
また、今回の会議では数々の条例改正案が提案されている。例えば、「南城市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例」の一部改正について、瑞慶覧市長は「選挙執行に伴う報酬額を見直す必要がある」と説明した。
更に、南城市の水道条例についても改正が求められ、消費税及び地方消費税の税率に迅速に対応する方針が示された。これにより市民への周知を図ることが期待されている。
議長の国吉氏は「議会研究のため、6月11日と12日の休会を決定しました。次回は6月13日、午前10時から本会議を行う」と宣告し、本日は散会とした。市民にとって重要な予算案や条例改正が継続して審議されることが求められている。