令和2年第1回南城市議会定例会が、3月23日に開催された。
議会では、重要な議案が多く可決された。まず、大里中学校の校舎改築工事に関する2件の請負契約が全会一致で承認され、竣工予定は約15か月後の2021年8月となる。また、新型コロナウイルスへの対策として新里嘉議員が緊急質問を提出し、状況確認が求められた。
特に議案第12号の南城市道路占用料徴収条例の改正が注目され、消費税の改定に伴う値上げ内容の質疑が行われた。これに対し、担当課より新税制に則った説明がなされた。改正条例は全会一致で可決される結果となる。
加えて、南城市水道事業に関する2件の条例改正が提案され、見直しが必要であるとの認識が示された。また、南城市下水道条例の改正に関しては、中城南部流域下水道の維持管理費が増加するため、改正が急務であるとの意見が相次いだ。これらの条例改正も全会一致で可決となった。
議会では大里幼稚園の建設事業についての付帯決議も行われ、慎重な協議が求められる中、地域住民との合意形成が重要視された。特に、人口動態や教育環境の整備についての意見も出され、さらなる検討が必要である。最終的に、令和2年度南城市一般会計予算等についても付帯決議が出され、市民の理解を得られるような施策への期待が寄せられた。
議会の熱心な審議をもって、様々な重要な決定がなされたことが印象的であった。この場を通じて、全議員が市民のために尽力した姿勢が強調された。