令和2年第5回南城市議会臨時会が開催された。
会議は令和2年7月17日(金)午前10時に開会し、議題には南城市一般会計補正予算が含まれた。会議では、瑞慶覧長敏市長が挨拶し、九州地方の豪雨被害や新型コロナウイルスの現状に触れた。特に新型コロナウイルスに関する情報が発表され、市民に感染防止措置の徹底を呼びかけた。
市長は、今回の補正予算の目的として、ひとり親世帯への支援を強調した。このため、ひとり親世帯臨時特別給付金事業のための予算が計上されている。副市長の新屋勉氏が補正予算の詳細を説明し、追加される予算総額は7,624万1,000円に達する見込み。歳入は国からの補助金などに依存するため、予算が確定することの重要性が示された。
議員からは質疑も行われ、仲間光枝議員が基本給付と追加給付の違いや、申請の手続きに関して質問。福祉部長の城間みゆき氏は、基本給付の対象者や申請手続き、そして申請期限について具体的に回答した。また、上地寿賀子議員も質疑を行い、ひとり親世帯への支援のスケジュールや世帯数の見積もりについて確認。議会からの迅速な支援実施の期待が寄せられた。
本会議は、議案第39号について賛成意見が相次ぎ、討論なしのまま可決した。今後の対応として、福祉部長は対象者への周知を速やかに行うことを約束し、支給開始までの手続きを進めることが明言された。議長の国吉昌実氏が進行役を務め、今後の手続きの整理を承認後、臨時会は終了した。南城市の財政支援の推進が期待される。