令和4年第4回南城市議会定例会が開会した。
議会では、会期を令和4年6月8日から24日までの17日間とすることが決定された。
議長の国吉昌実氏が会議を開会し、諸報告が行われた。特に市長の古謝景春氏からの行政報告には注目が集まった。
古謝市長は、沖縄ウェルビーイングカンファレンスや南城市農業女子フォーラム、菜種ハーフマラソン大会などの重要な行事を報告した。これらのイベントは南城市の地域振興に寄与しうるものとされている。
また、令和3年度南城市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告もあり、衛生費などに対する支出が説明された。この報告に関しては、地域住民への影響が懸念されるが、具体的な施策が求められる。
続いて、議案に関する説明が行われ、特に「南城市固定資産税の課税免除条例の一部改正」など、税制改正に関する議案が大きな関心を集めている。これにより地域経済への影響を見込むため、慎重な審査が求められる。
さらに、議案第26号である令和4年度南城市一般会計補正予算についても説明が行われた。副市長の當眞隆夫氏が具体的な数値を挙げ、歳入が260億9,870万円に増加され、歳出の内容としても新しい施策の実施に向けた支出が計上されたことが強調された。
特に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている市民生活への支援策も盛り込まれており、高齢者への配慮や子育て世帯向けの支援が言及され、実効性のある対策が期待される。
議会は次回、一般質問を行うため、引き続き慎重な論議が求められる。議員たちは市民の声を反映しつつ、持続可能な地域を実現するための施策を検討する姿勢が求められている。
議長は閉会に際し、次回会議日程なども確認し、質疑応答に期待が持たれる。市民との対話を重視する姿勢に賛同する意見もあり、今後の展開が注目される。