令和3年12月8日、南城市議会が開催され、様々な地域課題に関する質問が行われた。特に注目を集めたのは、斎場御嶽参道の改善整備と地域課題に関する問題であり、来訪者の安全を確保するための様々な提案がなされた。
最初に、参与に言及されたのは、斎場御嶽参道の電線地中化の進捗である。土木建築部長の玉城勉氏は、電線管理者に工事を依頼しており、今年度内の完了予定が急がれていると述べた。この整備によって、参道の景観や安全性の向上が期待されている。
親川孝雄議員からは、安全面についても強調され、特に屋根付き歩道としてのパーゴラ設置の提案があった。市長はこの提案に対しても前向きな応答を示し、地域住民や観光客が安心して訪問できる環境の整備を重視する姿勢を見せた。
続いて、新里嘉議員からは、地域課題として大里北小学校周辺の交通安全、特に狭い通学路の改善を求める声が上がった。市の担当者は、この点について迅速な対応が必要であることを理解しつつも、用地取得の難しさを指摘した。議員たちは、地域の要望に寄り添った施策を求め、具体的な改善策が期待された。
さらに、就学援助について、大里北小学校の認定者数が増加したことにより、地域の経済的負担が軽減されているとのデータが示された。この支援の増加が、地域社会全体の福祉向上につながることを関係者は期待している。市長は、子どもは未来の宝であり、引き続き支援体制を強化していく意向を示した。
また、コミュニティ・スクールの導入に関する問いに対して、教育部長は具体的な日程や課題について言及しつつ、引き続き地域との連携を進める意思を明らかにした。地域に根ざした教育環境の整備が今後の重要な課題として扱われている。
議会は全体を通じて、地域の要望に基づいた施策が求められ、多様な意見が交わされる中で、将来に向けた明確なビジョンが確認された。議員たちは、市民とともに協力し、共に住みやすい社会を築くための尽力を誓った。