令和5年第213回名護市定例会が開催された。
会議では、市長から提出された追加議案2件が審議された。
議案第82号については、ホイールローダーの購入が提案された。農林水産部長、當山 賢氏は、堆肥センターの処理能力向上を目的として、ホイールローダー2台を導入する意義を説明した。ホイールローダーは、原料の受入れ体制を強化し、良質堆肥の生産力向上に寄与するとの見解を示した。
ホイールローダーに関して、大城 松健議員はその必要性について質問した。堆肥の製造ラインの運用上、原料が混合することを避けるための専用機器が必要であると説明された。また、追加予算は4,070万円で、落札額の妥当性についても質疑が行われた。
入札での予定価格は4,510万円とされ、納入先は日立建機日本株式会社沖縄北営業所である。議会ではこの発表後、ホイールローダーに対する評価と効率性が議論され、結果的に原案のとおり可決された。
さらに、議案第83号の一般会計補正予算についても審議された。総務部長の仲本 太氏が補正予算の総額868,144千円を追加する旨を説明した。特に低所得世帯への物価高騰対応に関する支援金の実施が議論された。今回の支援金により、住民税非課税の世帯に対して、1世帯当たり7万円の給付が行われる見込みである。
給付対象の世帯数は約1万2,000世帯と見込まれ、申請方法や給付のスケジュールについても、広く市民への周知を行う必要があるとの意見が上がった。最初の給付金は、令和6年2月末を予定しているが、スケジュールの調整が求められている。
会議の結果、この2件の追加議案も原案のとおり可決され、今後の施策へ着実に反映される見通しとなった。