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名護市臨時会、新型コロナ対策や軽石問題を議論

名護市議会が新型コロナウイルス対策や軽石問題について議論し、2件の議案を可決。
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令和3年第299回名護市議会臨時会が10月28日に開催された。

特に重要視された議案として、議案第53号と議案第54号の二つがあった。議案第53号はスポーツコンベンション施設の土木工事請負契約に関するもので、契約金額は273,871,400円から294,556,169円に変更されることが提案された。渡具知武豊市長は、変更の理由として工事内容の変更が必要となったことを挙げた。

また、議案第54号では令和3年度名護市一般会計の補正予算が提示された。補正予算の総額は43,497,911千円となる計画であり、14,087千円が追加される見込みであると明示された。

さらに、比嘉一文総務部長から新型コロナウイルス感染症に関する状況の報告があった。その中で、名護市における感染者数は免疫解除含むと2,015名とされており、接触者が68%を占めているとのこと。現在のところ新規感染者は減少していると強調された。

軽石の漂着状況も議論の対象となった。名護市内の漁港や河川での軽石の影響が報告され、市民からの関心が高まっている。吉居俊平議員が、採取に対する市民の不安について問うと、比嘉一文総務部長は「海岸にあるものは基本的には採取してはいけない」と回答した。

また、修学旅行支援事業についても質疑が行われた。今回の補正予算には小学校704人と中学校773人を対象としたキャンセル料負担軽減が含まれている。比嘉悟学校教育課長は「キャンセル料の20%を予想している」と述べ、実施状況に応じて柔軟に対応する意向を示した。

最後に、議会運営委員会からは意見書案が提案され、「海底火山噴火により漂流・漂着した軽石に関する意見書」を全議員連名で提出することが決定した。軽石の現状把握や漂着経路の予測、回収等に関する対応が求められ、国や県との連携強化も強調された。

この臨時会は円滑に進行し、議案はすべて可決される形で終了した。

議会開催日
議会名令和3年10月第299回名護市議会臨時会
議事録
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