名護市議会は令和4年12月、定例会を開催した。
この日は、様々な議題が上がり、その中でも「名護市屋部地区地域づくり拠点施設の設置及び管理に関する条例の制定」が特に注目を集めた。市長が提案したこの案件に対し、議員からは地域活性化への期待が寄せられた。
東恩納琢磨議員は「地域のニーズに応えられる施設にする必要がある」として、設置の意義を強調した。また、古波蔵太議員は「地域の声を基にした政策形成が求められる」と発言し、計画の細部に対する慎重な検討を求めた。
加えて、議案第66号や67号など複数の議案が提出され、職員の定年等に関する規定や公務員法に基づく整備について審議が行われた。市長は「市の運営をより効率的にするための改正」を説明し、改正の必要性を訴えた。
他にも、社会福祉関係の補正予算議案が多く提出された。名護市は特に高齢者福祉に注力しており、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の詳細が話し合われた。民生教育委員会の議員は「高齢者が安心して暮らせる環境作りが重要」と強調した。