名護市議会は、令和6年第214回定例会において、さまざまな議題に対する議論を行った。特に、名護市武道館の建設進捗状況が焦点となった。中でも、島袋力議員は「あらゆる財源を利用して予算確保に努めるべき」と強調し、今後の進展を期待しているとの発言があった。
また、台風時や災害時における沖縄電力との協議についても重要な議題として取り上げられた。仲本太総務部長は、「災害時の協力に関する協定書」の改定を進めていると述べ、台風による被害軽減への対応策として、数久田区の事前伐採についても沖縄電力と調整中で、5月末を工期とすることが確認された。。
さらに、市役所駐車場の長時間駐車問題や、小中学校体育館の照明についてのLED化の進捗状況が報告された。仲本太総務部長は、西側駐車場の長時間駐車車両を減少させるための対策が進行していることを明らかにし、教師や職員の負担軽減のためLED化を進める計画も言及された。教育次長の岸本尚志氏は、全ての市立小中学校体育館でのLED化を令和6年度内に達成する見通しを示した。
次に、公共施設での電気料金削減策についても議論が行われ、特に節電やエネルギー効率向上に向けた取り組みが求められている。大城智美福祉部長は、職員への節電呼びかけや古い空調設備の交換、新たな照明装置の導入など、具体的な実施策を挙げた。環境水道部長の翁長武嗣氏は、水道管の耐震化についての進行状況を報告した。
また、議会は名護市街灯設置補助金交付要綱の見直しや、21世紀の森公園におけるPark-PFI制度等も協議された。吉田正志地域経済部参事は街灯の設置に係る経費の補助を行っているとの発表があり、地域の安全確保に寄与することを訴えた。
この議会では、様々な課題が取り上げられ、名護市における公共サービス向上のために市当局が努力している姿勢が強く表れた。今後も市民の意見を反映させた施策の推進が期待される。