名護市定例会が令和3年12月2日に開かれ、議員たちは様々な重要テーマについて質疑を交わした。
最初に取り上げられたのは、ワーケーション拠点施設整備について、川野純治議員が進捗状況を問うた。平得薫地域経済部長は、基本設計業務が進行中で、地域のニーズ調査も行うと答えた。川野議員はプロジェクトの必要性を再確認する重要性を訴え、同施設の早急な整備が必要であると強調。
次に市長の日程について、川野議員がプレスリリースの不透明さに疑問を呈した。棚橋邦晃企画部長は、日程情報提供の基準が明確ではないとしつつも、今後の改善を約束。
続いて、辺野古新基地建設に関する質疑があり、知事の不承認決定による影響が問われた。渡具知市長が状況を把握しているとしつつ、さらに国の対応を注視する姿勢を示した。
また、児童虐待の相談件数が増加している状況について、比嘉ひとみこども家庭部長は具体的な数値を示し、支援体制を強化するとした。
一方で、保育士処遇改善問題も議題となり、保育士の賃金改善の取り組みが進んでいるが、さらなる制度の見直しが求められていると意見が相次いだ。
最後に軽石被害について、部長たちは現在の状況を報告し、迅速な対応の必要性を訴えた。しかし、具体的な進捗は不透明であり、市民からの不満の声も上がっている。今回の定例会では、名護市の未来に向けた多岐にわたる具体的な施策が議論された。