名護市では、令和5年第210回定例会において、島袋力議員が市の意思決定機関において一般質問を行った。
島袋議員は、市が管理する道路や歩道への街灯及び防犯灯の設置要望について取り上げた。特に、東江海岸付近の防犯対策の強化を求め、現在の設置補助金制度について言及した。地域住民からの要望が高まっていることを背景に、平得薫地域経済部長は、市は都市環境の整備、犯罪誘発の軽減を図るための施策を強化していく方針を示した。南部道路の草木除去にも言及し、運転の際の危険性についても警告した。
次に、農業関係者への補助についても議論され、価格高騰に対する支援策が求められた。當山賢農林水産部長は、名護市では飼料や肥料の価格高騰を受け、特にひとり親家庭などの予算を手厚く見積もる努力をしていると応じた。
教育環境の整備についても議論が交わされ、この地域内の教員配置状況、及び特別支援教育への取り組みについての質問があった。岸本尚志教育次長は地域の教育環境を維持・改善するためには、教職員配置が定数どおりに行われていることが大切であるとした上で、適切な指導体制の確保に向けた対策を継続する必要があると発言した。また、現在の教育環境において、家庭での子どもに対する見守り体制の検討もされている。
また、議会では防災行政無線の不具合についても言及され、警戒信号が発信される際の修繕要請件数やその対応策について報告された。比嘉一文総務部長は、適切な予算をもって迅速な対応を計画していくことを示唆した。