名護市の議会は令和4年12月1日に第209回名護市定例会を開催し、全26名の議員が出席した。
今回の定例会では、比嘉忍議員が一般質問を行い、その中で名護市内の子どもたちのスポーツ活動の成果を報告した。屋部小学校の野球チームの優勝や、多くの大会での好成績を紹介し地域の活性化を促す内容となっている。比嘉議員は「子どもたちの頑張りを支える環境作りが必要」と強調した。
議会では、多岐にわたる一般質問が行われ、特に副食費の給付事業についての進捗が問われた。この件について、高里盛克こども家庭部長は「対象となる幼稚園から保護者への給付事業の説明を行い、申請受付を進めている」と述べた。
放課後児童健全育成事業に関しては、アンケート調査を実施中であり、検討したニーズ調査の結果を基に対応を進めていく方針が示された。また、医療行政についても議論され、慢性腎不全患者への医療環境整備が求められていることが報告された。
旧消防庁舎跡地の利用に関する質問では、議会からの情報公開の要望に加え、土地の売却および事業スキームに関する経緯が説明された。具体的には、事業の提案内容が評価され、適切な手続きが行われているとされた。
最後に、教育行政については、県外派遣に関する補助金交付状況などが確認され、過去5年間の実績が示された。これに対し、比嘉議員は九州大会への派遣にも補助金を提供するよう求めたが、現在は全国大会のみが対象となっているとのこと。
全体を通じて、議員たちは地域資源の有効活用や子ども支援施策の強化に向けた意見を交わし、市民の生活向上を目指す姿勢を示した。