令和4年第208回名護市定例会が行われ、重要な議題が多数取り上げられた。
特に防災対策とアレルギー疾患児に関する学校給食についての討論が際立った。
比嘉宏正議員は、屋部地区の防災行政無線や街灯設置について必要性を訴えた。地域住民から早急な整備を求められているが、設置は2024年2月を予定しているとの総務部長の答弁があった。
アレルギー疾患を抱える児童に関しては、岸本尚志教育次長が新しい給食センターの整備計画を説明。令和6年度の整備完了を目指し、アレルギー除去食の提供も計画している。
名護市の農畜産業の支援についても言及された。農業者からの資材費支援が求められ、市としての検討を重ねていく姿勢が示された。予算として年4,000万から5,000万規模の支援が行われている。
住民基本台帳の取り扱いや自衛隊への個人情報の提供に関しても賛否が分かれた。市当局は公益性を強調しつつ、個人情報保護の観点から運用の見直しの必要性も示唆した。
仲尾ちあき議員からは、ひとり親家庭への支援及び不登校支援に関する質問が寄せられ、各種支援策の充実を求める声が上がった。特に、医療費助成制度に関する見直しを求める意見が多く、これからの課題となるだろう。