名護市は令和4年12月1日に開催された第209回名護市定例会で、名護市屋部地区地域づくり拠点施設及びさまざまな条例の改正について審議した。
最初の議題は、名護市屋部地区地域づくり拠点施設の設置及び管理に関する条例の制定についてであった。市長、渡具知武豊氏は「屋部地区センターは地域住民にとって重要な交流の場となる」と述べ、地域活性化の必要性を強調した。施設の目的は地域の交流促進や活性化である。市議会はこの議案を承認した。
次に、名護市職員の定年延長に関する条例の一部改正についての審議が行われた。総務部長、比嘉一文氏は「この改正により、職員の定年を65歳まで段階的に引き上げる」と説明し、法改正に伴う制度の特例を設けることも述べた。さらに、管理監督職の上限年齢制も導入される。
また、地方公務員法の一部改正に伴う関係条例の整備についても説明が行われ、地域における医療機関の管理運営についての議論が展開された。今後、北部医療センターの設立に向けて、沖縄県及び北部12市町村で構成される新たな医療組合が設立されることになった。
さらに、令和4年度名護市一般会計補正予算が審議され、歳入歳出両方で2,229,592千円の追加計上が提案された。これにより、実質的な歳入後の総額は51,881,828千円となる見込みである。特に、国庫及び県からの支出金が大きな割合を占めることが確認された。
最後に、名護市内の特別会計及び土地区画整理事業の関連予算についても補正予算が提案され、予算案はすべて承認となった。今後の名護市の発展が期待される内容であった。