令和4年2月17日、名護市議会は臨時会を開催し、重要な議題が審議された。特に、名護市新設廃棄物処理施設用地の取得に関する議案が大きな注目を集めている。
市長の渡具知武豊氏は、議案第2号として土地取得の必要性を説明した。老朽化が進む現環境センターを改修し、新しい焼却施設の整備を目指していると述べた。この新設廃棄物処理施設の整備により、廃棄物処理能力を向上させることを目指している。
本議案では、372㎡の土地を1億5359万6976円で琉球セメント株式会社から取得することが提案されており、名護市の焼却処理やリサイクル活動の効率化を図る狙いがある。土地取得に対しては、議会運営委員会からの報告を参照しながら慎重に検討された。
質疑応答において、石嶺康政議員が新施設の設計に関する詳細を求めた。環境水道部長の佐久川博光氏は、設備の規模や焼却能力について具体的な数値を提示し、施設の必要性を強調した。また、川野純治議員からは新施設の月間処理能力や配置の具体的な図面を求める声も上がり、さらなる透明性が求められている。
また、議会運営委員会による委員の補充や多くの公共事業についても議論され、名護市の市議は市民に対する責任を再認識していると報告された。比嘉忍議会運営委員会委員長は、特別委員会における人数案分を明確にし、委員会活動の透明性を高め保持するとした。
最終的に、議案第2号は全議員の賛成により可決される。名護市における廃棄物処理の新たなスタートが期待される。これをもって本臨時会の審議はすべて終了し、次回の議事に向けた銘酒が確認された。