令和2年第199回名護市定例会が、2020年6月26日に開催された。
市長の渡具知武豊氏は、議案として屋我地中学校特別教室棟の新築工事契約及び一般会計補正予算を提出した。特に補正予算は、感染症緊急経済対策として学校教育活動支援事業に関連した内容である。
提出された議案第40号、屋我地中学校特別教室棟の新築工事請負契約については、172,066,500円が契約金額で、名護市字親川に本社を置く株式会社武国建設が受注することが決定された。来年度内に工事は終了予定であり、教育環境の向上が期待されている。教育次長の荻堂盛邦氏は、各種特別教室が既存の校舎に収容される計画を説明した。
また、議案第41号として提出された令和2年度名護市一般会計補正予算は、歳入歳出それぞれ455,443千円を追加し、予算総額を48,655,328千円に引き上げるもので、特に議会費から659万円の削減が含まれている。市民部長の仲本太氏からも、未曾有の状況において、迅速な支援が求められているとの発言があった。
さらに、教育委員会の委員の任命についての同意第15号に関しても、承認を求める旨が説明された。これにより新しい教育委員会の構成が整うことで、さらなる教育の質の向上が図られる見込みである。
質疑応答の中で、議員たちは各議案に対して様々な質問を行い、現状の教育システムや予算の使途についての懸念を示した。具体的には、石嶺康政議員は新教室に関する質疑を行い、必要な特別教室が整備されるかどうかを確認した。市当局は、既存の教室を活用する計画があることを答弁した。
全体を通して議会の皆様からの異議はなく、提出された議案はすべて可決された。今後の市の発展に向けた重要な一歩が踏み出された形となった。議会は終了し、出席者は満足感をもって会議を終えた。