令和3年第204回名護市定例会が開催され、新型コロナウイルス感染症や市の重要課題が議論された。
金城隆議員は、新型コロナの感染状況に対して強い危機感を示し、特に平時でも水質基準を満たしている羽地内海のしゅんせつについて、環境調査を基に適切な事業計画が求められると述べた。
玉城勝農林水産部長は、羽地内海の堆積土砂について、約130万立米が確認されており、視点を変えた方針が必要と強調した。さらに、漁場環境改善の必要性を訴え、地元の漁業者との連携強化が不可欠であることを指摘した。
また、農業行政に関する進捗状況についても議論が交わされ、特に天仁屋地区のかんがい用水確保のための調査は、農業の収益向上に向けた重要なステップとなるとしました。地元の要望にも応じ、積極的にサポートを続ける方針を強調した。
次に、名護市営球場の利用状況に関する説明があり、コロナ禍においても約1万1,400人が利用したことが報告され、稼働率の推移についても言及された。一方で、国際交流会館の利用状況は厳しいものとし、コロナ禍の影響で利用者が減少している現状を認識した上で、対策が求められました。
地域からの要望に対しても真摯に取り組む姿勢が強調され、特に屋我地地区の道路整備やブロードバンドの整備状況についての問題提起がありました。特に屋我地のブロードバンド整備工事について、今後のスケジュールについて具体的に説明する意向が示されました。
全体として、議員たちは名護市の新型コロナ対応や基盤整備、環境保全について活発に意見を交わし、今後の取り組みへの期待感を高める内容となりました。