名護市議会は令和3年6月10日に定例会を開き、様々な議案や報告を審議した。
今回の会議では、名護市立認定こども園の設置及び管理に関する条例や、名護市放課後児童健全育成施設の設置及び管理に関する条例についての審議が行われた。これらの条例は、子どもや地域住民への支援強化を目的としている。
また、名護市国民健康保険税及び介護保険に関する条例の改正も議題に上がった。市長が「制度の適正化を図り、保険負担を軽減する努力が必要」と述べる中、多くの議員が議案に賛同した。
議案第36号として令和3年度名護市一般会計補正予算も議論され、特に「シティプロモーション戦略事業に関連した内容も含まれており、経済活性化に向けた取り組みが注目されている」との意見が出た。市長は「名護市の魅力を外部に発信することが重要です」と強調した。
さらに、名護市の観光振興に貢献する報告も行われ、令和2年度の決算などが提出された。観光関連団体からの意見が多く寄せられ、「市と連携した活動が今後の観光促進につながる」と期待する声が上がった。特に、名護市観光協会の決算発表では、訪問者数の増加が報告された。
また、この日は複数の請願も提出された。地域交流施設の建設や公民館の建設の請願では、それぞれの地域住民からの熱意が感じられた。議会側は必要性を認識し、今後の議論を通じて対応を検討する意向を示した。
一方で、辺野古新基地建設に関連する陳情があがり、議員からは問題の直面を強く示唆する発言が相次いだ。市議会は、この問題について議論を重ね、地域への影響を考慮する方針だ。