令和2年第201回名護市定例会では、追加議案の提出や新型コロナウイルス感染症対策が中心議題となった。
議会では、渡具知武豊市長が提出した議案第79号と議案第80号が議論の焦点となった。
議案第79号は、公有水面埋立変更承認申請書に関する意見についてで、名護市の辺野古地区に関連するものである。これに対し、翁長久美子議員は市長の説明不足を指摘し、市民への説明責任を求めた。また、川野純治議員は、市長の二次質問への答弁が誤解を招くものだったとし、見直しを要求した。
次に、議案第80号は名護市一般会計補正予算(第8号)に関するもので、歳入歳出予算に87,644千円を追加することが提案されている。この件においても、吉居俊平議員が補助金と一般財源の関係について具体的な数字を引き合いに出し、詳細な説明を求めた。
新型コロナウイルス対策としての会議では、PCR検査の実施方法や対象人数について質疑が行われた。特に、岸本洋平議員が検査の周知方法やその実施方法について質問し、介護施設の職員の負担軽減策も検討する必要があると強調した。
これらの議案及び提案について、議会運営委員会は最終日の12月21日に継続質疑を行うことで決定した。市長は法的な観点から意見を述べる必要があるものと考え、今後の対応に注力する方向で意見の取りまとめを進める意向である。