令和5年第213回名護市議会定例会では、様々な議題が議論された。
特に不登校児童生徒への支援が注目され、教育次長の岸本尚志氏は、現時点で市立小中学校における不登校児童数が168人であると報告した。自立支援や登校復帰に向けた支援策を進めていると強調した。その中で、アセスメントシートを活用し、一人一人に合った支援を行っている。これにより、早期の対応が可能となる。
一方、空き家対策も進行中で、名護市の空き家は594件に達しており、前回調査の179件から大幅に増加した。空き家アドバイザー協議会が設立されており、専門の知識を持った団体と連携を図りながら解決を目指している。
また、新設廃棄物処理施設について、環境水道部の翁長武嗣部長が進捗状況を説明した。既に32%の進捗率に達しており、主要な設備は県外で制作され、工事の進捗に合わせて設置される予定である。市民にとっても重要な案件とのことで、今後の進展が期待される。
さらに、市民からの要望には、市道の草刈りや崩落箇所の対応が含まれる。地域住民が直接参加している草刈り活動についても、今後もコミュニティの力を借りて進めていく方針が示された。