令和元年第195回名護市定例会が6月13日に開催された。
市水道に関する状況については、名護市環境水道部の長山儀和部長が、名護市中央浄水場と辺野古浄水場の両方で適切な水質管理が行われていることを強調した。
水源地は4カ所あり、羽地大川と九年又ダム、潮平川湧水が含まれる。
各水源地は保安林としての指定はないが、名護市は水質検査を定期的に実施しており、検査機関を通じ安全性を確認している。
ごみ問題については、環境対策課の山城琉子部長が不法投棄の現状を報告した。
平成28年から30年の間に、名護市では不法投棄が99件、104件、51件と変動があった。
これに対して市は、ボランティア活動を通じて清掃活動を支援しているものの、海岸漂着ごみやプラスチックの問題が依然として深刻である。
特に海でのマイクロプラスチックの影響は無視できず、水質を保つ観点からも早急な対策が必要とされている。
また、環境月間に関しては、地域の清掃活動や啓発活動が行われていることを紹介したが、名護市では実効性を上げるためにさらなる周知と協力が求められているとのことだ。
特定外来生物対策においても、市は沖縄県と連携して情報発信や対策を講じているものの、さらなる強化が望まれている。
名護湾沿岸基本構想策定事業は着々と進捗している。
実施段階として、名護市の状況や将来の土地利用に関する計画が整理される見込みだ。
環境保全と地域活性化の視点から進められているこの計画は、大変重要な意義を持つと期待されている。
このような状況の中で、五県及び地域活性化への取組・協力が求められている。
最終的に、55区との行政事務委託に関連して、名護市として区の支援が引き続き行われる中で、地域コミュニティの活性化や住民活動の支援が重要視されていることを再確認した。