令和2年第198回名護市定例会が3月4日に開催された。今回の議題には、市営住宅建設計画や一般会計の補正予算などが含まれ、重要な決定がなされる予定である。
議案第21号である「真喜屋第三市営住宅建築工事請負契約」に関して、渡具知武豊市長は議案の趣旨を説明した。同議案では、工事の契約金額として335,705,200円が提案されている。建設部長の玉城勝氏が詳細を述べ、工事の目的や場所、構造について詳しく説明した。特に、施工業者には(株)東開発と羽柴工業(株)からなる共同企業体が選定されていることが強調された。
次に、議案第22号の「令和元年度名護市一般会計補正予算(第5号)」について、祖慶実季総務部長が発表した。この補正額は、歳入歳出についてそれぞれ60,789円を追加するもので、歳入は41,243,412千円となる。特に市税の減少が影響を与えているため、財政状況についての質疑が行われた。
また、議案第23号「名護市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)」および第24号「介護保険特別会計補正予算(第3号)」に関しても、財政の健全性と保険給付に係る重要なポイントが述べられた。特に介護保険の補正予算においては、給付金の増減とその影響が詳しく質疑された。
最後に、議案第25号「名護市第三地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)」が紹介された。この議案では、保留地処分金が減額される見込みとなっており、その理由として年度内に確保できなかった土地の対応が挙げられている。
全体として、議会では補正予算や公共事業の進捗状況に関し様々な質疑がなされ、市民の生活に直結する内容が多く扱われることとなった。議案はそれぞれ可決される見通しである。市議会は今後も市民福祉と財政の健全化に向けた取り組みを行うことを表明している。