名護市の令和2年第201回定例会では、渡具知市長の施政方針に基づき、重要な議題が議論された。特に医療福祉の整備拡充や、教育・文化・スポーツ振興の施策が取り上げられた。
渡具知市長は、北部看護学校の公立化に向けての動きを振り返りつつ、最終的な判断を感染症の影響も勘案し、慎重に進めていると述べた。その結果、医師会からは要請がなされていたが、実施にはさらなる時間が必要であることも強調された。
さらに、イングリッシュタウンの整備については、地域の活性化を図るための重要な施策であり、地域社会との協働が不可欠であるとして、具体的なプランは未だ決まっていないと報告があった。
やんばる総合運動公園の整備についても、市が主体となって進める方針が示され、新市営球場の完成やサッカー・ラグビー場の整備計画が進行中である。これにより、スポーツコンベンションの誘致も期待される。
ごみの分別と処理に関しては、名護市が実施している16分別が問題視され、他市に比べ簡素化が必要とされていることが指摘された。渡具知市長は、将来的に5分別の方向性を示しつつ、地域のニーズを反映させるとし、柔軟な対応が求められる。
地域安全パトロールや防犯施策についても説明がされ、年度内に実施することを通告されている。また、特定防衛施設周辺整備調整交付金についても、地域生活の向上に寄与することが求められている。
新型コロナウイルス対策においては、市民への感染予防の周知を行いながら、医療体制を強化する方針があった。特に、陽性者に関する情報共有の必要性が強調され、医療機関の体制強化につながることが重要視された。