令和5年第212回名護市定例会では、台風6号による被害に関する報告が行われた。
特に、避難所の利用状況は注目され、中央公民館には46名、羽地支所には21名、屋我地支所には40名が避難したことがわかった。また、計137名の市民が避難を余儀なくされた。
災害時の備蓄状況も問われ、アルファ米やパン、みそ汁などの保存食が備蓄されているとのこと、効果的な配分も検討されている。
農作物も大きな被害を受け、被害額は約4786万円に上る。特にサトウキビ、野菜、花卉の被害が確認され、名護市農業共済制度による支援の重要性が強調された。
また、教育行政分野でも働き方改革が進められている。市教育委員会主催の研修会で、教員が自身の職務改善に関する意見交換を行う機会が設けられたという。
平行して、基地問題も議論され、特にキャンプ・シュワーブにおいてPCP廃棄物が保管されている件について、現地確認の必要性が指摘された。
公共施設の跡地利用については、旧名護市消防庁舎等の活用についての進捗も問われ、地域の発展に役立つ案の成熟が待たれている。