令和5年9月7日、名護市議会において令和5年第212回名護市定例会が開催された。
出席したのは26名の議員であり、主な案件が提出された。
特に注目されるのが、「名護市印鑑条例の一部を改正する条例」の議案で、移動端末設備用利用者証明用電子証明書による印鑑登録証明書の発行規定を新たに盛り込む内容である。これに関し、伊野波盛満市民部長は「デジタル社会の形成を目的とした成果である」と強調した。
また、名護市都市公園の設置及び管理に関わる条例の改正も提案された。この条例は公募対象公園施設の設置基準や使用料を定めるもので、鎌田広大企画部長が説明を行った。この改正により、名護市の魅力向上を図る狙いがある。
さらには、名護市下水道条例の一部改正も議題に挙げられ、市長の渡具知武豊市長は「使用料の改正が求められる背景には、約17年も前からの価格改定がないため、今後の運営に影響が出る」と述べた。新しい料金体系では、一般家庭の基本料金や超過料金が見直される。
これらの案件は特に地域経済や市民の生活に直結する内容であり、今後の議論が期待される。
また今回は新たな陳情が3件提出されており、各委員会に付託され、早期の審査が求められている。議会運営委員会としては、今期の会期を9月7日から9月26日までの20日間とすることが決定された。