令和元年第195回名護市定例会が6月20日、名護市議会で開催された。
今議会では、青少年の深夜徘徊防止や未成年者飲酒防止など、地域社会の安全に対する施策が報告された。また、地域の教育や文化を育むために大切な取り組みが強調された。特に、名護市長の渡具知 武豊氏は「地域を支える若い人たちが育つ環境を作ることが重要」と述べ、青少年の健全な成長を実現するための施策を推進する方針を示した。
一方、保育園に関しては、土曜保育の必要性が挙げられ、多くの親が土曜日にも保育が必要であると訴えた。比嘉勝彦議員は、「名護市では、特に土曜保育における現状をより明確にするべきである」と提案した。名護市は、土曜保育を積極的に行う園とそうでない園が存在することから、保育の必要性を把握し、市民へ情報発信を行う重要性を示唆した。
また、プラスチック資源循環戦略に関連した施策が紹介され、地域全体で環境問題に対処していく必要性が強調された。特に、プラスチック削減を目指す動きが加速している現状において、名護市の環境政策についての質問が多く寄せられ、具体的な対策を求められた。宮里区においては新たな横断歩道設置の必要性が議論され、公共の安全拡大を目指す姿勢が確認された。
最後に、国立自然史博物館の誘致に対する質問も多く寄せられた。政策部長の松田健司氏は、「地域の利点を活かして博物館設置を進めるべく、シンポジウムの開催検討を進める」と答弁し、地域社会の貢献を期待された。それに伴い、名護市が文化、観光面で受ける恩恵に対する期待感が高まっていると強調された。