令和3年第202回名護市定例会が開催された。議会では重要な議案について質疑が行われた。特に名護市国民健康保険税条例の改正に関する議案については多くの意見が寄せられた。
国民健康保険税の改正案について、神山正樹議員は、保険料について具体的な計算式の提示を求めた。岸本光徳介護長寿課長が答弁し、税負担の内訳を説明したものの、神山議員は明確な資料の提示を求め、理解を深めるための情報提供を求めた。
また、川野純治議員も国保関連の質疑を行い、特に低所得者への配慮について重視する立場を強調した。議会では、今年度の国民健康保険税が過去に比べて増加する見通しに対する懸念が示され、必要な対策を求める声があがった。
次に、介護保険条例の改正案に対する質疑も盛況であった。川野議員が介護サービスの充実を訴える中で、地域密着型サービスの重要性とその拡充についても言及した。岸本光徳介護長寿課長は、今後の地域サービスの新たな取組みについて説明し、住民のニーズに応える姿勢を示した。
さらに、名護市消防団員の条例改正や、賠償金に関した議案も審議された。消防団員の定員についての議案は、地域防災体制の強化を目的とし、多くの議員から支持を得た。一方、損害賠償に関する問題については、慎重な審議が求められた。