令和元年第195回名護市定例会が開催され、タイワンハブの捕獲状況や地域支援施策を巡る議論が交わされました。
まず、名護市内におけるタイワンハブの捕獲は、年々増加傾向にあり、今年度の捕獲数はすでに153匹に達しています。
環境水道部の長山儀和部長は、「効果的な捕獲方法としてネズミをおとりにした捕獲器を用いており、今後も関係機関と連携して対策を進める」と発言しました。
次に、いとし子保育園前の里道に関しては、建設部長の玉城勝氏が予算措置について回答しました。
具体的には、同地区は砂利道であり、利用者からは整備を求める声が上がっています。市では、ダンプトラックでの砂利整備を行う方針ですが、個人の土地が影響するため、住民との協議が必要です。
また、学童支援に関する指摘も議題となりました。
母子家庭や経済的に厳しい世帯の子どもたちの負担軽減策について、課題があったものの、市では補助金交付の仕組みを通じて、月額利用料の一部を補助しています。ただし、利用者の広がりには限界があり、さらなる支援が求められています。
最後に、北部基幹病院の設立についての議論が盛り上がりました。地域医療の確保が急務となる中、市当局は県に対して積極的な働きかけを続ける意向を示しました。その一環として、医療格差の是正や地域医療の充実に向けた具体的な方向性を早急に定める必要があります。
これらの課題に対する解決策を模索しながら、名護市は市民の声を反映させた効果的な施策を打ち出していく必要があります。