令和5年第210回名護市定例会では、子どもたちの健やかな成長に向けた支援制度や、地域の交通問題についての議論が展開された。
特に、比嘉宏正議員は、屋部地区の新たな交流拠点となった屋部地区センターの開設を祝った上で、教職員の働き方改革や、建設発生土の処理、軽石問題について質問を行った。その中で、岸本尚志教育次長は、メンタルヘルス対策も兼ねた教職員の勤務環境改善の取り組みを紹介した。
また、交通の便に関する結論も出ており、市道大北7号線の舗装に関して、玉城勝建設部長は破損部位を修繕したことを報告し、今後も交通量の多い場所での道路維持管理に力を入れていく意向を示した。
嘉数剛議員は、市道大北7号線の修繕の必要性やカーブミラーの設置要請に加え、名護市スポーツリハビリテーションセンターの設備更新に関する要望も述べた。特に、トレーニング器具の経年劣化と、シャワー設備の不具合についても指摘した。
さらに、学童クラブについて、高里盛克こども家庭部長は、現在の利用状況や補助金の仕組みについて説明した。特に、補助金の早期支払いを求められ、さらに地域からの要望に応じた支援体制を強化していく必要性が背景にあった。
今年度中は、公民館へのWi-Fi設置や交通の便に関する問題が解決策として求められた。また、地域の声を受けて、地域貢献につながる取り組みを増やすことが求められていた。地域民族文化を尊重する中で、さらなる地域社会との連携が期待される。
市長をはじめ、各部局は、市民の安全・安心に関わる施策を今後どのように進めるかの道筋を示し、答弁が相次いだ。市民が多様な形で参加できる仕組みを構築することで、持続可能な地域づくりを目指す必要がある。