令和4年第208回名護市定例会が開催され、様々な議題が議論されました。
重要な議題の一つは、名護市の観光振興基本計画についてです。
令和2年に策定された計画は新型コロナウイルスの影響を受け、現在見直し作業が進められています。観光業の復活には人材確保や交通インフラの強化が重要視されており、特に観光客数が急減した現状を踏まえた新たな戦略が必要です。観光振興に向けた具体的な行動計画は、今年度内に策定される見込みです。
次に、名護市の広報力とデジタル化についても意見が交わされました。
市の公式SNSのフォロワー数が伸び悩んでいることが指摘され、外部のコンサルタントを活用して広報活動を強化する必要性が示唆されています。名護市独自のLINEアカウントを導入し、市民からの相談対応と情報発信を行う計画も進行中です。これにより市民の行政に対する理解や満足度の向上が期待されています。
公営連携民間提案ワンストップ窓口である「マジュン・コラボ名護」の状況も報告されました。民間からの提案を受け付け、地域の課題に対する助言や協力を得ることが目的です。特に福祉や観光関連の事業提案が期待されています。
さらに、名護市の男女共同参画計画に関する進展も報告されました。新たに策定される第3次計画では、パートナーシップ制度の導入を含む多様性尊重の取り組みが検討されています。これは市民の理解を得るための基礎調査が進められています。
道路行政に関しては、名護市内の道路の維持管理が話題に上がりました。
特に学校周辺の道路や横断歩道の白線が消えかかっている状況が報告され、迅速な見直しと改善が求められています。
港川護岸整備の進捗についても言及され、護岸の経年劣化を防ぐための対策が強調されました。地域にとって重要な港川の管理は、名護市と沖縄県が共同で責任を持って取り組むべき課題とされています。
最後に、新設される名護市廃棄物処理施設や新博物館に関する情報が報告されました。新博物館は現在建設中で、開館は令和5年度を予定しており、市民に魅力的な展示が提供されることが期待されています。