令和5年1月26日、名護市臨時会が開会され、議案第1号の審議が行われた。
この日の会議では名護市一般会計補正予算が提案され、出産・子育て応援ギフトの実施に関する詳細が説明された。市長の渡具知 武豊氏は、議案提出に際し、議員の出席に感謝の意を示し、慎重な審議を依頼した。
補正予算は歳入歳出それぞれ86,152千円を追加し、予算総額は約519億7,980万円にのぼることが決議された。補正の内容には、伴走型相談支援を通じて妊婦や子育て家庭への支援が含まれ、特に出産・子育て応援ギフトを実施することが強調されたと、比嘉 一文総務部長が述べた。
事業の対象者は令和4年4月以降に出産された家庭を中心とし、支給額は合計10万円となる。このギフトは妊娠届出時と出生届出時にそれぞれ5万円支給される。具体的な支給は、出産に関するサービス利用の際に必要な支援も含まれる見込みで、出産後の面談も計画されていると説明された。
経済的支援の重要性については、吉居 俊平議員も質疑し、現金支給の位置付けが確認された。これに対して麻城側は、対象者見込数は延べ1,060人を想定しているものの、実際の支給はアンケート結果に基づくことになると述べた。
また、事業は2月15日開始を予定しており、過去の妊娠届出を行った家庭への遡及支給も視野に入れていることが明らかにされた。「遡及適用者は令和4年4月1日から事業開始前に出産された方までさかのぼる」との説明もあり、新年度開始後の手続きについても多嘉山 侑三議員から予算の執行に関する質疑が行われた。最終的に、議案第1号は原案通り可決され、これにより<br>名護市における出産・子育て支援が一層強化される見込みである。