令和5年第210回名護市定例会が開催され、自衛隊の職業体験や旧統一教会問題などが議論されました。
特に、自衛隊による職業体験イベントに関しては、多くの保護者から不安の声が上がっています。イベントに参加した自衛隊による活動の中で、子どもたちに対し銃撃訓練等の映像が流されることがあり、この内容について強い疑問が生じています。事件が多発する現代、過去の経験から教育内容に配慮が必要ではないかとの主張があります。教育委員会の岸本尚志教育次長は、イベントの主催がPTAであり、内容の事前確認を徹底する必要があると述べました。
また、旧統一教会との関係に関して、市長の渡具知武豊氏は、選挙活動において同団体からの支援がなかったと強調しました。一方で、同教団の内部からはaim発言がなされ、市長が組織的な協力を受けていたとの指摘もあるため、今後の対応に関しては調査を行う意向が示されました。これは社会的に問題をもつ団体との関与が懸念されるためであり、市長自身がその認識を持っているかが今後の焦点となります。
屋我地地域に関しては、多くの要望が寄せられています。特に、農業を基盤にした地域の振興が提案されています。屋我地の若者が農業への関心を持てるような土地の利用法や就農支援策に関して、当局が考慮し思考を深めることが求められています。屋我地地域の改善案には、地域住民との意見交換の機会を増やすことが挙げられており、自治体の役割が期待されています。
最後に、旧消防庁舎跡地についても今後の利用方針が注目されています。農村地域にとっての利活用の可能性を模索し、地域の特性を生かした取り組みが求められる中、今後の進展が注目されます。