令和3年12月14日、宮古島市議会において一般質問が行われた。
最初に、佐良浜地区における防犯灯の設置について、地域住民からの要望が多く寄せられていることが指摘された。
市の生活環境部長によると、地域の防犯灯は29基設置されており、住民の維持管理費は自治会が負担していると述べた。満足に機能しているかの確認や今後の設置についての提案があり、行政としての支援と設置計画が必要であることが共通認識となった。
続いて、バスの無料化に関連する質問に対して、副市長は、交通支援として自家用車のない高齢者向けにタクシーチケットを交付していることを説明した。しかし、65歳以上の非課税世帯を対象としたバスの無料化については、財源課題があることを認めた。今後、他自治体の事例も参考にしながら支援方法について検討する意向を示した。
また、道路管理に関する質問もあり、特に伊良部島一周道路への交通量の増加や冠水問題が取り上げられた。市は今後、浸透ますの設置などを計画し、道路の維持管理に努めると述べた。
更に、伊良部漁業協同組合の体験施設との関連で、漁業資料館などの整備が地域活性化に寄与するとの意見があった。農林水産部長は、地域の振興に向けて関係者と協議を続ける意向を示した。
このように、市の施策や取り組みに対して住民が直接の意見や要望を行うことで、より良い行政サービスの実現を目指していることが強調された。