令和6年第3回宮古島市議会定例会が開会された。
会議では議案や報告について議論が行われ、特に議案第27号、宮古島市出張所設置条例の一部改正についての撤回が注目された。
市長の座喜味一幸氏は撤回理由を説明し、地域住民の意見が変化したことに触れ、上野地域全体の意見を考慮した結果だと述べた。具体的には、上野自治会の1つからの移転反対意見が複数の自治会から反対の表明に変わり、これが重要な判断材料となった。
議員からは地域住民とのコミュニケーション不足が指摘され、質疑応答が活発に行われた。前里光健氏は、合意形成の重要性を訴え、手続きを踏まえた丁寧な対応を求めた。
また、議案第44号、令和6年度宮古島市一般会計補正予算についても説明があり、一般会計の補正が約10億円規模で行われることが明らかになった。市民生活部門では水難事故の未然防止対策が新たに始められることや、若年がん患者支援事業の拡充が計画されている。これらは、地域の安全と福祉の向上を意図している。
この日の会議は住民の声を反映させることの重要性が再確認され、市長は改めて地域との対話を強化する姿勢を示した。全体として、議会は地域経済や市民番別の支援策を盛り込み、利益を最大化する施策を議論に盛り込んでいた。今後の市の動向に対し、地域住民からの注目も集まっている。