令和3年7月29日、宮古島市議会臨時会が開催された。今回は市長の提出した議案が4件あり、様々な重要事項が議論された。
特に注目すべきは、令和3年度宮古島市一般会計補正予算(第2号)についてである。座喜味一幸市長は、今回の補正予算には約1,128万5,000円が含まれており、最終的には予算の総額を385億3,733万6,000円とする方針であると説明した。
次に、城辺地区の世代間交流施設整備工事についても議論された。この施設は地域の世代間交流を促進することを目指している。市からは、建築請負契約の必要性が説明され、その重要性が強調された。特に、宮古島市内の様々な世代が集う場となることから、地域社会において大きな役割を果たすことが期待されている。
さらに、議案第65号の訴えの提起と議案第66号の和解についても審議された。これらの案件に関しては、過去の訴訟とリスクマネジメントという観点からの討論が行われた。
仲里タカ子議員は、補正予算に含まれる二酸化炭素排出抑制対策事業について疑問を投げかけた。この事業は、国の補助事業であり、宮古島市の再生可能エネルギー導入計画に基づいて進められているとのことで、詳細な説明が求められた。
また、宮古島市し尿等処理施設整備事業に関する調査特別委員会の設置についても、質疑が盛んに行われた。この特別委員会は、現行計画とその見直しに伴う補正予算案について、課題を洗い出す目的で設置されるものであると説明された。市議会は、次回定例会までに用意された情報に基づき、市民のための最善の選択肢を議論する場とする意義を確認した。
この日の議会では、多くの市議が発言し、熱心な議論が行われた。最終的に、全ての議案が可決され、今後の実行に向けての準備が進められることとなった。特に市民生活に密接に関わる事案だけに、情報提供や意見交換が一層求められることが予想される。