令和2年第4回宮古島市議会定例会が6月11日、午前10時に開会した。
出席議員22名が参加し、全ての議員が在職している中で議案の審議が行われた。この日の主な内容は、令和2年度宮古島市一般会計補正予算(第3号)の審議である。市長の下地敏彦氏が提出した本議案には、総額518億4,613万6,000円の補正予算が含まれており、その内訳は歳入、歳出予算の補正や債務負担行為、地方債の補正を行うためのものであった。
主な補正内容の一つとして、一般会計補正予算には新型コロナウイルスの影響を考慮した施策も盛り込まれており、宮古馬保存環境整備事業や沖縄観光防災力強化支援事業などが挙げられる。これに関連して、飼育環境の整備や作業員の確保のための新たな対策が必要とされており、その一環として、宮古馬保存計画で目標とする頭数の100頭に至るまでの活動が求められているとのことだった。
加えて、具体的な政策としての子育て支援についての協議も行われた。福祉部長からは、保育士宿舎借り上げ支援事業の減額について説明がなされた。この理由として国が定める補助基準に従い、地域の実勢に合わせた新しい額に見直したためであるとされている。
さらに、議案第78号の無償譲渡に関する説明においては、農協からの要望を反映した経緯が報告された。特に宮古島市農村女性の家については、利用されていなかった背景なども説明され、今後の利用に向けた検討が行われる旨が強調された。