令和5年3月20日、宮古島市議会の定例会が開催された。
出席議員全員のもと、各議員からの一般質問が行われた。
下地茜氏は、バス停環境整備に関連する陳情書について触れた。特に障がい者の社会生活に配慮した改善点を提案した。
市長の政治姿勢についても質疑があり、旧郡部の状況を踏まえた市の姿勢が問われた。
また、教育行政に関しては、柔軟な学区運営や小規模特認校制度導入の可能性が取り上げられた。大城裕子教育長は、「地域と学校が共に特色を生かす取組が重要」と述べた。政府の教育方針に沿った形での質の高い教育の維持が強調された。
さらに、医療行政と環境行政についても質疑があった。特に環境衛生局長の下地睦子氏は、「地下水モニタリング調査の重要性と市民への透明性」を強調し、住民の不安を軽減するための取り組みを進める意向を示した。特に、近年の農薬・化学物質検出が市民に及ぼす影響についても、関心が持たれた。
市長からの発表では、地域包括ケアシステム構築に向けた取り組みが実施されていることが示され、特に高齢者福祉に注力していく姿勢が伝えられた。
この日、池城健議員も市の教育予算と修学旅行費用の補助について触れ、各学校の状況に基づく支援の重要性を挙げた。教育長は、児童生徒が安心して旅行に参加できるよう、積極的な対応を約束した。
一方で、指定管理制度の問題や、トゥリバー海浜公園管理についても質問が寄せられた。これに対して、市長は、トライアルとして観光施設の公正な運営がなされることの重要性を強調した。