令和3年4月28日に開催された宮古島市議会臨時会では、重要な議案が審議された。
本日は会議録署名議員の指名や会期の確認が行われ、各議案に対する意見が交わされた。特に副市長の選任に関する同意案第6号に対し、議員間での意見が分かれた。
市長である座喜味一幸氏は、副市長の選任について「宮古島市の運営を円滑にするためには迅速な決定が必要である。」と述べた。しかし、前里光健議員は反対意見を表明。「市民所得向上の公約が進捗しておらず、今の状況は市民に対する約束を裏切っている。」と訴えた。
賛成派の島尻誠議員は、副市長の職務は市の行政運営の重要な役割であり、早急な人事進行が不可欠であると強調。一方で濱元雅浩議員は、現状の厳しい状況においてその適任者を決めるべきだとしつつ、同意案第6号への賛成に躊躇を表した。
最終的に同意案第6号は、挙手少数で不同意となり、次に進んだ同意案第7号では固定資産評価員の選任が承認された。さらに報告第4号の宮古島市税条例等の一部改正に関しても異議なしで承認され、全ての案件が審議を終えた。特に副市長人事の議論が、今後の市政に及ぼす影響について深く考える良い機会となった。