令和元年第5回宮古島市議会定例会では、さまざまな重要な問題が議論された。特に、台風13号による被害や、その影響が住民や市の行政に与える懸念についての発言が目立った。特に「上里 樹君」が発言した内容において、台風の影響で住民や農作物に及ぼす影響に対して市長の対応を求める声が上がっている。
上里樹君は台風による脅威を強調し、さらなる防災対策や復旧作業の迅速化を訴えた。特に、住民説明会での弾薬庫設置にかかる説明と市長の反応に対して、信頼関係を損ねる可能性を指摘し、市の透明性と誠実性が求められるとして強い立場で質問した。
「下地 敏彦市長」は、今回の台風被害に対する市としての早急な対策を実施していること、また、事業者との協議を通じてさらなる改善に努めていると答弁。一方、台風の影響が長引く中で、より強固な防災策が必要であるとの意見が共有された。
さらに、飲料水使用量に関する問題も重要な議題となった。台風後の水の使用量が大幅に増加したことについて、上下水道部長は、今後は節水の呼びかけや水源開発が不可欠であると認識していると発言した。その結果として、宮古島では水道水の使用量が徐々に増加しており、長期的な視点での水源保全が求められている。
発言の中では、観光業におけるキャパシティーの問題も浮上した。観光客が増加する中で、観光と市民生活のバランスを取るため、観光推進協議会などを通じた様々な協議を実施し、地域の住民と連携していくことが求められているとの見解が示された。そのため、地域の特性に応じた観光資源活用やルール作りも重要であるとされ、市民の意見を反映することが強調された。
宮古島市では、自然環境とともに経済成長を考慮した一体的な施策が必要であることが再認識された。市長は今後とも住民の意見を聞きつつ、地域の実情に合った政策づくりに取り組んでいく意向を示した。