令和5年9月22日、宮古島市議会定例会が開催された。この日の主な議題は、令和5年度の補正予算案といった重要なものに加え、一般質問が行われた。この一般質問は、特に地域の環境や福祉に係る内容が多岐にわたった。
最初に、宮古島市省エネ家電製品買換促進補助金について、富浜靖雄君が質問を行った。彼は、申請受付が先着順だったことから、多くの市民が帰ることになってしまった事例を挙げ、受付方法の改善を求めた。企画政策部長の久貝順一君は、この問題について説明し、次回受付の予定についても言及した。また、事業条件や最新の改正要綱についても説明が続き、要点が整理された。
その後の質問では、ごみ収集業者との意見交換と、道路交通法に基づく収集車両の安全管理についても言及された。市としては、来年度中に次の業務を行う意向を示した。
次に、コロナ禍以前の活動再開に関連して、観光地でのトイレ管理の問題も共有された。特に、東平安名崎のトイレの管理状況に関する指摘があり、複数の議員から市の対応への意見が求められた。建設部長の川平陽一君は、トイレの清掃頻度を増やし、利用状況を見てさらなる改善を行う考えを示した。
次いで、農業行政における状況報告が行われ、特に伊良部地域のスプリンクラー設置についても言及され、農林水産部長の石川博幸君は、今後の設置計画について説明した。この件に関しては、特に伊良部島農業者の声を受けて、対応が求められている。
その他に、月間のガソリン価格の推移や揮発油税の軽減措置についても言及され、市からの要望活動の結果についての報告があった。特に、宮古島内でのガソリン価格の高騰については、市民生活に大きな影響を与えているとして、今後も継続的に県へ要望していくことが強調された。
今回の定例会では、地域の実情に即した問題提起とそれに対する議会としての対応が確認され、市としても対応を続ける意向が示された。議会は、地域の声に耳を傾けながら適切な政策を進めていく必要性について共有し合い、引き続き議論を促進していく重要な場となっている。